ONE HUNDRED
MEMORIEs

百人の百年の思い出

No.012

米原 康正

アーティスト/編集者

米原 康正

原宿表参道百年祭によせて

正直な話、コロナの影響だけでなく、今原宿は大変な危機を迎えている。
それは街を歩いてみればわかる。昔あったオーナーの顔が見える趣味全開の小さいお店は全てなくなり、
どこの街でも見る景色、そして商品が並んでる街になりかけている。
小さいお店の集合体として原宿が形作られてきたにもかかわらず、だ。
いまや街中が経済なのだ。
経済は世界中の街を均等化させていく。
だけど、いまだ原宿の街を毎日歩き回り、若い面白い人間を見つけてはそいつらから話を聞く、そんな僕だから断言できる。
まだまだ、原宿のものを作り出すパワーは衰えたりはしないし、
その原動力となる原宿というイメージも、若者たちに熱気を与え続けている。
だから、断言します。
今必要なのはその若者たちのパワーと、熱気を正しく経済に変えていく大人たちの存在なのだ。
「育てる」。原宿だけに限らない。今日本で最も大切な言葉である。