ONE HUNDRED
MEMORIEs

百人の百年の思い出

No.035

設楽 洋

株式会社ビームス 代表取締役社長

設楽 洋

70年代の初頭の表参道はキディランドとオリエンタルバザーくらいしかなく、セントラルアパートにマンションメーカーが立ちあがった時代。原宿はリトルアメリカを感じられる場所だった。それまでの風俗・文化は夜の街で生まれるものだったが、原宿には昼の文化が生まれる風が吹いていた。湘南の海で遊んだあと、原宿駅方面から表参道を登って来た時、並木道の正面に昇ってくる朝日のまぶしさを今でも憶えている。カフェ文化の走りと言えるレオンに行くのもクリエイターになれたような気分だった。76年に原宿の片隅に「アメリカンライフショップ ビームス」を開いたのもそんな思い入れがあったからだ。
その後ラフォーレが出来、ファッションタウンとして世界の原宿になることは想像もしていなかった。新しい時代の表参道も楽しみでならない。