ONE HUNDRED
MEMORIEs

百人の百年の思い出

No.031

三原 康裕

メゾン ミハラヤスヒロ デザイナー

三原 康裕

表参道を中心に様々な才能を持った若者たちが集まり、どの時代においても今にも爆発しそうな熱量が街に流れている。
芸術家を目指して福岡から二十歳で上京した僕にとっても原宿は情熱をぶつけられる街だった。
靴を作るようになって、いつしかファッションの世界に身を置くようになったがいつも始まりはこの街だった。
時代を彩る才能と呼吸するように変化を続けるこの街はこれからもその熱量と共に何かを生み出し続けるに違いない。

100年という月日が長いのか短いのか分からないが、この街の魅力は輪郭がいまだにはっきりしないからこそ素晴らしいとも言える。
過去と未来が共存している錯覚の中、その時代を生きてる人間にとってなんとも言えないノルタルジックとイノベーションを同時に表現する。
「文化」というものが現在進行だというのはこの街のそのような特色から学んだ人も少なくないだろう。
今は商業的にファッションが多く目についてるだけでいつしかそれも変わるだろう。
そんな街に出会えた事に感謝したいと思う。

原宿、表参道、100年。僕は四半世紀しかまだこの街と関わっていないがいつしか第二の故郷になっている想いです。